ニュース
VTuber支援の「upd8」、年末で終了 「事業的に継続が難しくなった」
Activ8が、バーチャルタレント支援プロジェクト「upd8」を12月31日に終了する。終了の理由は「事業としては力不足で黒字にできなかった」としている。
バーチャルタレント事業を手掛けるActiv8(アクティベート、東京都渋谷区)は11月1日、バーチャルタレント支援プロジェクト「upd8(アップデート)」を12月31日に終了すると発表した。終了の理由について、同社の大坂武史CEOは「事業としては力不足で黒字にできなかった」としている。
upd8はバーチャルタレントと広告主の仲介や、グッズ展開の支援などを行うプロジェクト。過去には「キズナアイ」や「YuNi」などが参加していた他、現在も「のらきゃっと」「魔王マグロナ」「おめがシスターズ」など20組以上のタレントが支援を受けている。
4月にはキズナアイが独立して新会社「Kizuna AI」を設立。YuNiも8月にレコード会社「トイズファクトリー」(東京都渋谷区)に移籍するなどタレントの脱退が続いていた。
Activ8によると、参加タレントは今後も活動を継続。同社はバーチャルタレントの支援で培った技術を応用した番組制作、B2B領域での事業展開を行っていくとしている。
関連記事
- 「キズナアイ」独立新体制に 「Kizuna AI株式会社」設立へ
キズナアイを運営する新会社「Kizuna AI」が設立される。独立性をもってキズナアイを支援していくために、経営体制をチームを一新したという。初期ボイスを担当しているとうわさされていた声優の春日望さんがアドバイザーに就任する。 - 「このまま消えてしまうのでは」──VTuberの先駆け「キズナアイ」に起きた「分裂騒動」 “1号”の投稿動画減少、ファンの不安に本人や運営元が説明
キズナアイが4人に分裂したことをきっかけに、ネット上で騒動が起きている。何があったのか。事の始まりから現在までを振り返る。 - キズナアイらが大みそかに「VR歌合戦」 人気VTuberが共演、Viveや劇場で視聴可能
大みそかに、キズナアイなどバーチャルキャラクターが歌うライブイベントがVRプラットフォーム「VR SPARC」で開催される。劇場でのライブビューイングも実施。 - ホロライブ所属VTuberの“不適切言動”問題、中国向けの発表は「強く言及しないと解決が難しかったから」
VTuber「桐生ココ」「赤井はあと」の“不適切な言動”を巡る問題で、VTuber事務所「ホロライブプロダクション」を運営するカバーが、同社の対応について「日本と中国で説明に齟齬があり、混乱を招いた」として謝罪した。 - VTuberが歌声合成ソフト音源に CeVIO AI音源「可不」を冬発売
タレント事務所KAMITSUBAKI STUDIOが、歌声合成ソフト「CeVIO AI」向けにVTuber「花譜」をモデルにした音源「可不」を冬に発売する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.