Cygames、ゲーム実況の配信ガイドライン発表 7タイトルは配信OK 収益化も条件付きで許可
Cygamesが、ゲーム実況動画などの配信に関するガイドラインを公開。「YouTubeパートナープログラム」などを使った収益化も認めている。
Cygamesは11月4日、同社製ゲームを使った実況動画などの配信に関するガイドラインを公開した。ユーザーは今後、個人・法人を問わず、ガイドラインの範囲内であればゲームのプレイ動画や画像をYouTubeなどの共有サイトに投稿できる。「YouTubeパートナープログラム」などを使った収益化も認めている。
対象のゲームは「グランブルーファンタジー」「Shadowverse」など7タイトルで、動画配信サービス「Mildom」を除いた共有サイトへの投稿を認めている。ただし「プリンセスコネクト!Re:Dive」のみ、BGMを含む動画の投稿先をYouTubeやFacebookなど6サービスに制限している。
投稿コンテンツには「2分30秒以下の短い動画を除き、投稿される動画や静止画には、実況音声やコメントを追加するなど、お客さまの創作性を求める」としている。他者が投稿した動画の転載や、ゲーム内のムービー、音楽などをコメントなしで配信するコンテンツはガイドラインの対象外になる。
収益化はYouTubeパートナープログラムに加え、Facebookの「Facebookゲームストリーマー」「Facebookレベルアッププログラム」、ニコニコ動画の「クリエイター奨励プログラム」「ニコニコチャンネル」など、同社が指定するサービスでのみ認める。
ただし、コラボレーション企画で登場した他社のキャラクターやイラスト、音楽などを含む投稿は収益化を許可しない。ガイドラインに反するコンテンツや、Cygamesが不適切と判断する投稿には「その投稿の削除を含む法的手段を講じる」としている。
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