ワークマンの冬物、早くも売り切れ続出か “着るこたつ”は再入荷なし
2020年に大きく躍進したワークマン。一方、人気の高まりとともにSNSなどで危惧されているのが品不足だ。ワークマンに聞いた。
2020年に大きく躍進したワークマン。もとは作業着の専門店だったが、プロのニーズに応えた機能性と価格の安さが口コミで広がり、ファンが急増している。一方、人気の高まりとともにSNSなどで危惧されているのが品不足だ。
ワークマンは10月上旬に2020年秋冬の新製品を大量に発表した。アウトドア系のYouTuberやブロガーと共同開発した商品を増やした他、洗える素材のダウンジャケットやメリノウール100%のインナー、電熱ヒーターを仕込んだベスト(通称:着るこたつ)など、素材や機能性の面でも注目度の高い商品が増えた。
しかし人気商品のいくつかは既に店頭になく、オンラインストアでは「入荷未定」が目立つ。Twitterなどでは10月下旬ごろから「欲しい物はだいたい売り切れ」「お目当てのものがない」といった落胆の声が増えている。
本来、冬物商品はこれからが本番。なくなった商品の再入荷はあるのか。そもそも冬物はすべて販売を始めているのか。
ワークマンでは「新商品は段階的に入荷しており、厚手の冬物は10月中旬から店頭に出し始めた。現状で(店頭やオンラインストアに)ないものは、売り切れの場合と、これから販売する場合の両方がある」と説明する。例えば電熱ヒーター内蔵ベストの場合は既に売り切れで、今シーズンの再入荷は予定していない。
シーズン中に追加で工場から出荷される商品もあるが、基本的には「昨年の人気モデル」だ。今年の人気商品は来年以降の生産計画に反映される。ワークマンでは、「昨年、今年と(ワークマンは)注目を集め、メディア等に取り上げられる機会も増えた。そのぶん商品の生産量も順次増やしているが、追い付かない点も多々ある」と話している。
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