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「グランド・セフト・オート」のTake-Two、F1ゲームのCodemstersを約10億ドルで買収
米ゲーム大手のTake-Twoが、F1ゲームなどのレーシングゲームを主力とする英Codemastersを買収する。買収総額は9億9400万ドル。
「グランド・セフト・オート」シリーズなどで知られる米Take-Two Interactive Softwareは11月10日(現地時間)、F1ゲームなどレーシングゲームを主力とする英Codemastersを買収することで合意に達したと発表した。買収総額は9億9400万ドル(約1045億円)で、2021年第1四半期に取引完了の予定だ。
Take-Twoのシュトラウス・ゼルニック会長兼CEOは「Codemastersの製品は、Take-Twoのスポーツゲームポートフォリオを補完し、その成長を促進すると確信している」と語った。
Take-Twoは2KとRockstar Gamesも傘下に持つ。Take-Twoは、Codemastersが保有するスポーツライセンスと経験が、2K Sportsと調和するとしている。
ゲーム業界では大型買収が続いている。ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が昨年11月に米Insomniac Gamesを2億2900万ドルで買収し、今年9月には米MicrosoftがZeniMaxを75億ドルで買収すると発表した。
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