ニュース
LINE、空き時間に働く“ギグワーク”市場へ参入 企業と求職者のマッチングサービス提供へ
LINEが、空き時間に単発の仕事を請け負う“ギグワーカー”と企業をマッチングするサービス「LINEスキマニ」の提供を2022年春に始める。
LINEは11月12日、空き時間に単発の仕事を請け負う“ギグワーカー”と企業をマッチングするサービス「LINEスキマニ」の提供を2022年春に始めると発表した。サービスの提供に先立ち、21年2月4日に試験リリースを行う。コロナ禍の影響によって隙間時間を活用したい求職者が増えているとして、市場への参入を決めたとしている。
企業は求人情報や労働条件をLINEスキマニに公開し、求人を募集。採用、勤怠管理、給与の支払い代行もサービス上で行える。求職者の職務経歴や勤務状況などを確認できる機能も実装する予定。求職者はLINEスキマニの公式LINEアカウントを友だち登録すると、LINEアプリで求人を探せる。勤務時間は最短4時間から。
LINEによると、コロナ禍によって雇用環境が変わったために、特定の企業や就業形態に依存せずに空き時間に働きたいと考える求職者が増える一方、企業では人材不足や雇用のミスマッチなどが起きているという。LINEスキマニによって、求職者のニーズに対応し、企業が適切な人材を採用できる仕組みを提供する。
月間利用者数が8600万人(9月末時点)を超えるLINEアプリの基盤を生かし「全国で求人の募集が出せる、働き先が見つかるサービスを目指す」(同社)としている。
関連記事
- ヤフー、副業人材104人を採用 「2ちゃんねる」開設者のひろゆきさんら、最年少は10歳
ヤフーが副業人材「ギグパートナー」として104人を採用したと発表した。採用者の中には匿名掲示板「2ちゃんねる」の開設者であるひろゆきさんも含まれている。 - KDDI、社内副業制度をスタート 就業時間の約2割を別業務に
KDDIは、就業時間の約2割を目安に自部署以外で業務できる「社内副業制度」を導入した。6月から63人が社内副業を順次始める。 - コロナ禍で職失った外国人を配達スタッフに 「出前館」が就労支援
出前館が在留外国人の就労を支援。YOLO JAPANと提携し、在留資格と就労ビザを持つ外国人をデリバリー人材として育成。出前館で配達に従事してもらう。 - Uber Eats、事故に遭った配達員に「見舞金」 「労災保険ない」反発の声に対応
Uber Japanは「Uber Eats」の配達員が事故に遭った場合、見舞金を支払う「傷害補償制度」を10月1日から導入する。「個人事業主扱いなので、労災保険が適用されない」という、配達員からの反発に対応した。 - カリフォルニア州最高裁、UberとLyftにギグワーカーを従業員にするよう命令
UberとLyftがドライバーを従業員ではなく独立請負業者に分類しているのは州法違反だとしてカリフォルニア州が提訴していた訴訟で、州最高裁が正規従業員に再分類するよう求める予備的差し止め命令を出した。両社は上訴する見通しだ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.