電動ファン付きマスク、フィリップスが発売 呼吸が楽でメガネも曇らない
フィリップス・ジャパンが電動ファンが付いた高機能マスク「フィリップス ブリーズマスク」を発売する。息苦しさやメガネの曇りを解消。顎のラインを美しく見せる効果も期待できるという。
フィリップス・ジャパンは11月13日、電動ファンが付いた高機能マスク「フィリップス ブリーズマスク」を販売すると発表した。マスク内の空気をファンで強制排出して息苦しさやメガネのくもりを解消するという。11月19日からAmazon、楽天市場で販売する。価格は1万780円(税込、以下同)。医療用のN95規格に準拠した交換フィルターは5枚入り1595円。
マスクはメッシュ素材で立体的にデザイン。全体から外気を取り込み、電動ファンで外に排出する仕組みだ。フィルターは内側からマスク全体をカバーする。
プロダクトマネージャーを務める柳澤慎吾さん(フィリップス・ジャパン、マーケティング部)は、「立体的なデザインでマスク内側に空間ができるため、話しやすく息苦しさも感じにくい。防護性能は高いが呼吸は楽。マスク内部は蒸れず、メガネも曇らない」としている。
重さは約60g。耳だけでなく、鼻や頬に圧力を分散して着用時のストレスを軽減する。立体的なデザインは、装着時に顎のラインを美しく見せる効果も期待できるという。
電動ファンは、外側に出た部分から下向きに風を送る構造で、回転数は3段階。USB充電式のバッテリーで連続2〜3.5時間使える。動作音は「会話していても気付かないレベル」だ。
もともと中国のPM2.5対策として開発したマスクで、フィルターはPM2.5や花粉を95%以上、細菌を99%以上、ウイルスを98%以上カットする性能を持つ。フィルター交換のタイミングは「大気の汚染状況などによるが、日本の場合は1週間は使えるとみている」という。
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