スクウェア・エニックスは11月25日、コロナ禍を受けて暫定的な対応として2月から実施していた在宅勤務を正式に制度化すると発表した。全社員・役員を対象に、12月1日から運用する。
週に3日以上在宅で勤務する「ホームベース」と週に3日以上出勤する「オフィスベース」を設定。対象者は原則として全員ホームベースで働く。業務上どうしても出社が必要な社員は、部門長との協議のもとオフィスベースを選択できる。働き方は1カ月ごとに切り替え可能。12月は対象者の約8割がホームベースでの勤務になる予定という。
同社内で6月に在宅勤務に関する意識調査を行ったところ、社員の約8割から肯定的な意見が出たため制度化に至ったという。親会社のスクウェア・エニックスホールディングスやグループ会社のLuminous Productions(東京都新宿区)でも同じ制度を採用する。
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