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「フォトキナ」終了 70年の歴史に幕 カメラ市場縮小とコロナ禍で
ドイツ・ケルンで1950年から行われてきたカメラの総合見本市「フォトキナ」が終了。カメラ市場の縮小とコロナ禍のダブルパンチを受け、70年の歴史に幕を閉じる。
ドイツ・ケルンで1950年から行われてきたカメラの総合見本市「フォトキナ」(photokina)を終了すると、主催者の独ケルンメッセがこのほど発表した。カメラ市場が縮小する中、コロナ禍でリアルイベントが開催できなくなり、70年の歴史に幕を閉じることにしたという。
フォトキナは、ドイツ・ケルンのイベント会場「ケルンメッセ」で2年に1度開催されてきたカメラ・写真・映像の総合展示会。各国のカメラメーカーが新製品やコンセプトモデルを発表してきた。
直近では2018年に開催したが、カメラ市場の縮小とともに出展者・来場者とも減少傾向が続いていた。
同社は「コロナ禍以前から、市場は年次で2ケタ減っており、2020年は50%減が報告されている。2014年以降は市場の減少傾向に応じてイベントも変化してきたが、状況を根本的に改善できなかった」としている。
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