野口飛行士、宇宙から“自撮りYouTube”投稿中 「リアル宇宙生活」が面白い
ISSに滞在している宇宙飛行士の野口聡一さんが、個人のYouTubeチャンネルで、ISS内の“リアルライフ”を自撮りで伝える短い動画を投稿している。なぜか再生数が少ないが、見た人からは「面白い」と評判だ。
国際宇宙ステーション(ISS)に滞在している宇宙飛行士の野口聡一さんが、個人のYouTubeチャンネル「soichi astro」で、ISS内での“リアルライフ”を自撮りで伝える短い動画「Real Life ISS」を数日に1回、投稿している。
最新投稿の再生数は2000回にも満たないなどほぼ“埋もれている”状態だが、宇宙からの自撮りYouTubeは新鮮で、見た人からは「面白い」「なぜ埋もれているか分からない」と評判だ。
野口さんのYouTubeは、固定カメラまたは手持ちカメラで自分の顔を映して1人語りする、典型的なYouTuberスタイルだ。映像の最後には「それではまたねー バイバーイ」「じゃーねー」などと軽い調子で挨拶し、頭を中心に、体をぐるりと回転させるのが“お約束”だ(2回目は除く)。
ISSからの初投稿は11月27日。「宇宙はバラ色の生活ではぜんぜんございません」「単身赴任でがんばっているお母さんお父さんと一緒です」などと地味な話をしつつ、福井県の高校生らが開発したサバ缶を食べ「おいしー!」「うまいっ!」などと感想を述べた。
この動画はニュースなどで紹介され、2万回以上再生されたが、それ以降の投稿は、4ケタの前半の再生数にとどまっている。
11月30日には「2回目にしてもうネタ切れ」と言いつつ、ISSの窓から見たロボットアームを紹介。12月3日の最新投稿では、Twitterで評判だった、満月の写真の撮影場所を紹介しており、視聴車から「ものすごい望遠レンズであの月を撮っていたんですね」などのコメントが寄せられている。
関連記事
- 「焼そばU.F.O」宇宙へ 湯切り不要 野口聡一飛行士の好物
「日清焼そばU.F.O.」を宇宙食にした「スペース日清焼そばU.F.O.」など4品が「宇宙日本食」として認証されたと発表した。野口聡一宇宙飛行士がISS に滞在する際に携行する予定だ。 - 野口氏ら搭乗のCrew Dragon、無事ISSにドッキング
NASAが15日午後7時27分に打ち上げた有人宇宙船Crew Dragonが、約27時間の旅の後、無事ISSにドッキングした。マイケル・ホプキンス氏、ビクター・グローバー氏、シャノン・ウォーカー氏、野口聡一氏の4人はこれから約半年間、ISSに滞在する。 - 野口聡一さん搭乗の「Crew Dragon」、日本時間11月16日午前9時27分打ち上げ
野口聡一氏らが搭乗する「Crew Dragon」が、日本時間11月16日午前9時27分にISSに向けて打ち上げられる。NASAはドッキングまでをYouTubeでライブ配信する。【UPDATE】打ち上げは無事成功した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.