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ドコモ、5Gの“sub6”を束ねて下り最大4.2Gbpsに 「ミリ波」レベルに高速化
NTTドコモと米Qualcomm Technologiesが、キャリアアグリゲーション(CA)技術を活用し、「sub6」の5G通信を受信時最大4.2Gbpsに高速化した。
NTTドコモと米Qualcomm Technologiesは12月7日、キャリアアグリゲーション(CA)技術を活用し、6GHz帯以下の周波数を利用する「sub6」の5G通信を受信時最大4.2Gbpsに高速化するサービスを始めた。
キャリアアグリゲーションは、複数の周波数帯を同時に使いデータ通信を可能にする技術。すでに提供中のsub6の5G通信で、3.7GHz帯と4.5GHz帯を束ねて受信時最大4.2Gbpsを実現した。
対応機種は「Xperia 5 II SO-52A」の他、「Galaxy Note20 Ultra 5G SC-53A(12月に対応予定)、Wi-Fi STATION SH-52A(今冬以降に対応予定)。
ドコモは9月、28GHz帯の「ミリ波」を利用した5G通信サービスの提供を開始。一般的にはミリ波の方が通信速度が速いといわれるが、sub6を束ねることでミリ波(受信時最大4.1Gbps)と同等かそれ以上の速度で通信できるようになったといえる。
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