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民間のIT人材の8割が「官公庁の仕事に興味あり」、うち3割が「副業・兼業」を希望 ビズリーチ調査
転職サイトを運営するビズリーチが行政のデジタル化に関連した仕事への意識調査を行い、民間のIT人材の約8割が「官公庁の仕事に興味ある」と回答した。
民間のIT人材の約8割が、官公庁の仕事に興味あり――。転職サイトを運営するビズリーチは12月7日、こんな調査結果を発表した。
同社の転職サイトを利用するIT人材を対象に、行政のデジタル化に関連した仕事への意識調査を実施。578人のうち35.0%がそうした仕事に「とても興味がある」、49.1%が「どちらかというと興味がある」と回答した。
行政のデジタル化に関する仕事に「興味がある」と回答した人が希望する雇用形態は「官公庁への転職」が56.8%、「副業・兼業」が29.3%と続いた。「ボランティア(無給)」と回答した人も1.0%いた。
興味がある理由で最も多かったのは「仕事を通じた社会貢献」(53.2%)、次いで「仕事の幅を広げたいから」(52.8%)、「キャリアのために実績を積みたいから」(34.5%)、「官公庁の現状に課題を感じているから」(32.0%)などが続いた。
官公庁の民間人材の採用については、「民間人材を積極的に採用すべきだ」(76.2%)と「どちらかというと採用するべき」(22.6%)を合わせ、98.8%が「民間人材を採用すべき」と回答。自由回答では「民間で行われているデジタル化、デジタル人材はもっと官民の枠を超えてもいい」「官公庁から民間企業への出向も併せて進めていく必要がある」などの意見が寄せられた。
調査は11月23日〜29日に実施した。
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