ニュース
「【Oricoカード】重要なお知らせ」 オリコかたり「カード利用を制限」と偽る詐欺メール流通
「【Oricoカード】重要なお知らせ」などの件名で、オリコカードの利用を制限したなど偽り、本人確認をかたってクレジットカード情報などを入力させようとする詐欺メールが出回っている。
フィッシング詐欺協議会は12月8日、オリコ(オリエントコーポレーション) をかたるフィッシング詐欺の報告を受けているとして注意を呼び掛けた。「【Oricoカード】重要なお知らせ」などの件名で、オリコカードの利用を制限したなど偽り、本人確認をかたって偽サイトに誘導。クレジットカード情報などを入力させようとする手口だ。
詐欺メールの件名は、
- <重要>【Oricoカード】ご利用確認のお願い
- Oricoカードご利用確認のお願い
- 【Oricoカード】重要なお知らせ
など。他の件名が使われている可能性もあるという。
文面には「本人の利用か確認させていただきたい取引があったため、カードの利用を一部制限した」「悪意のある第三者のログインを検知したため、カードの利用を一時停止している」などと書かれ、本人確認サイトを装ったURLを記載。
クリックすると、オリコカードのオンラインサービス「eオリコ」にそっくりな画面が表示され、IDやパスワード、カード番号とセキュリティコードなどを入力するよう求められる。
オリコは、「eオリコ」の正しいURLは「https://my.orico.co.jp/〜」だと改めて告知し、不審なサイトに情報を入力しないよう呼び掛けている。
関連記事
- 消費者金融や暗号資産事業者を装うフィッシング詐欺が多発 SMSを使い偽サイトに誘導
日本サイバー犯罪対策センター(JC3)が、消費者金融や暗号資産事業者を装ったフィッシング詐欺や偽サイトが11月以降に確認されているとして注意喚起を促すレポートを公開した。 - 新型コロナワクチンの流通網を狙う世界規模のフィッシング攻撃をIBMが警告
IBMが、新型コロナワクチンの配布に不可欠な「コールドチェーン」に関連する複数の企業を標的とする世界規模のフィッシング攻撃を確認したとして警鐘を鳴らした。攻撃の規模と精度から攻撃者は国家の可能性があるとしている。 - Amazonかたる詐欺SMSに注意 「Amazonがロックされました」「異常ログインの可能性があります」など
Amazonをかたる詐欺SMSが増加しているとして、フィッシング対策協会が注意喚起。Amazonのアカウントに支払いの問題や不正なログインがあると偽り、文中のリンクから偽サイトに誘導するという。 - JCBかたる詐欺メールに注意 「カードの利用を制限」と偽りウソの本人確認
ジェーシービーをかたるフィッシングメールが出回っているとして、フィッシング対策協議会が注意喚起。カード会員向けWebサービス「MyJCB」の本人確認を装い、偽サイトに誘導する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.