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「自分に合った料金プランになっていますか?」 消費者庁、携帯料金の払いすぎに注意喚起
消費者庁が、利用状況に合った携帯電話の料金プランを選べていないユーザーが多いとして注意喚起を行った。普段のデータ使用量を把握し、利用状況に応じて通信キャリアのサブブランドやMVNOに乗り換えるよう呼びかけている。
消費者庁は12月8日、携帯電話の料金プランについて、自分に合ったものを選べていないユーザーが多いとして注意喚起を行った。普段のデータ使用量を把握し、利用状況に応じて通信キャリアのサブブランドやMVNOに乗り換えるよう呼びかけている。
総務省によると、携帯大手の料金プランを契約している人のうち、月間の通信データ量の上限が20GB以上のプランを契約している人は約40%だが、実際に20GB以上データ通信を行っている人は約10%にとどまるという。
消費者庁は、メールやSNS、ネットの閲覧で消費するデータ量は月間1GB以内だと紹介。Wi-Fi環境が身近にある場合は動画視聴を行っても月間3GB以内に抑えられるとし、「データの利用状況を理解しておけば、割安な料金プランへの変更も考えられる」と説明している。
MNP転出やサブブランドの詳細が分からない消費者に向けては、「電話番号を変えずに通信キャリアを乗り換えられる」「同一事業者ならサブブランドでも通信エリアは同じ」などと説明。「乗り換えの際は、手数料や違約金がかかる場合がある」など、注意点も示した。
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