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大阪大に不正アクセス 4万3000人の情報流出の恐れ
大阪大学が、学内の宿泊施設予約システムのサーバへ不正アクセスを受け、利用者4万3213人の氏名、生年月日など個人情報が流出した可能性があると発表した。
大阪大学は12月9日、学内の宿泊施設予約システムのサーバへ不正アクセスを受け、利用者4万3213人の氏名、生年月日など個人情報が流出した可能性があると発表した。原因など詳細は調査中。現時点で二次被害は確認していないという。
大阪大によると1日に不正アクセスを受け、同日にサーバへの通信を遮断し、システムの使用を停止。漏えいした可能性があるのは、システムの運用を始めた2017年4月から20年12月1日までにシステムを利用した4万3213人の氏名、生年月日、住所、メールアドレス、電話番号など。
同システムは吹田、豊中キャンパスに4カ所ある宿泊施設への予約を受け付け、海外や他大学の研究者などが利用していたという。
原因などの調査が完了し次第、再発防止策を講じるとしている。
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