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“無人ビジネスシューズ店”が銀座に登場 足形計測はセルフ、接客はタブレットで
店内にスタッフを置かない“無人ビジネスシューズ店”が東京・銀座に期間限定オープン。客は自身で足形を測定し、リモートで接客を受ける。運営元はアシックス商事で、「テクシーリュクス」を販売する。
靴メーカーのアシックス商事は12月10日、店内にスタッフを置かない“無人ビジネスシューズ店”を東京・銀座に期間限定でオープンすると発表した。店内には足形計測器やタブレットなどを配置。客は自身で足形を測定し、リモートで接客を受ける。新型コロナウイルスの感染を防ぎつつ、客の足に合う靴を販売する。
営業期間は12月24日まで。店内では、同社のブランド「テクシーリュクス」のビジネスシューズ11種を販売する。スタッフは店外で客数の調整や誘導を行うが、店内には立ち入らない。
客は検温と消毒を済ませた後、自動3D足形計測機「INFOOT2」で足形をとる。機器の操作は、非接触のタッチパネル式サイネージで行う。このサイネージは3D映像が空間に浮かび上がって見える特殊なプレートとモーションセンサーを搭載し、映像に触れるだけで操作できるという。
計測が終わると、壁面に展示された靴の中から、客の足形に合った商品が照らし出される。店内の試着スペースでは、おすすめされた商品の試し履きが可能。同スぺースでは、タブレット経由でスタッフへの相談も受け付ける。
決済・販売は、テクシーリュクスの公式ECサイトのみで行う。店内では、商品ページにアクセスできるQRコードを配布するが、支払いと商品の引き渡しは行わない。商品が客の手元に届くのは、購入の3〜4営業日後という。店舗で接客を受けた人だけの特典も用意するとしている。
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