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Twitter、「Clubhouse」競合の音声SNS「Spaces」のテストを開始
Twitterは、音声チャットルームサービス「Spaces」のテストを開始したと発表した。ユーザーが自分のSpaceを開設してフォロワーなどを招待し、音声で会話するサービスだ。
米Twitterは12月17日(現地時間)、Twitter上で開設できる音声チャットルーム「Spaces」の小規模なテストを開始したとツイートで発表した。
米国で「音声版Twitter」とも言われる音声チャットサービス「Clubhouse」によく似た機能だ。ユーザーが自分の“部屋”(=Space)を作って友人やフォロワーを招待し、そこで音声でチャットしたり、ツイートを共有したりする。テストの段階で、リアクションスタンプや音声の自動テキスト変換、報告とブロックなどの機能が用意されている。Spaceでは誰もが会話を聞けるが、誰が話すかを決められるのはSpaceを作ったホストだけだ。
Twitterの連投ツイートではほとんど機能が分からないが、Spaceチームのダニー・シン氏が投稿した例では、ホストが招待したゲストにギターの演奏をライブで聴かせている。これを見ると、招待したユーザーの中でも話すことを許可された人とされていない人がいる。
Spacesの一般公開の日程などは不明だ。Twitterは当面、少人数のユーザーによるテストでフィードバックを集めるとしている。
本家のClubhouseはまだ招待制のテスト段階ながら4月ごろから米国で注目を集めている。自由度が高いだけにモデレートするのが難しく、既に嫌がらせやいじめの問題が発生している。
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