オリンパスは12月18日、同社とグループ会社で退職希望者を募る「社外転身支援制度」を実施すると発表した。40歳以上の社員などが対象で、募集人数は950人程度。
同社はカメラ事業を投資ファンドに売却し、医療機器事業に注力する方針。今回の退職者募集は「グローバル・メドテックカンパニーに相応しい収益性の達成」などが目的としている。
来年3月31日時点で40歳以上かつ勤続3年以上の正社員、定年後再雇用者、無期契約社員が対象。来年2月1日〜19日に募集し、3月31日に退職してもらう。
通常の退職金に加え、特別支援金を支給する他、希望者には再就職を支援する。
業績予想への影響は確定次第、公表する。
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