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快適に進化したニコンの主力ミラーレス一眼「Z 6II」 ファインダーが秀逸:荻窪圭のデジカメレビュープラス(2/4 ページ)
他社が新しい主力モデルをドカンと投入したのに対し、ニコンは「Z 6II」「Z 7II」と前モデルのマイナーチェンジ? ……と思いきや、いざ使ってみるとかなり進化してた。
AFエリアモードを変更する時はメニューを介すか、マウントの横にあるFn2キーを押しながら前ダイヤルを回す……のだがそれは指がツラい。ニコンの伝統は「押しながら回す」だけど「ボタンホールド」の設定にすれば、楽になる。また、キーカスタマイズという手もある。
AFは非常に高速で快適。Z 6/7の初期ファームやZ 5は暗所でのAFがちと苦手だったが、Z 6IIは全く問題ない。夜の住宅街という非常に暗い場所でも道を横切る猫にサッと合ってくれた。
ISO感度は最高でISO51200。拡張ISO感度でISO204800まで上げられる。
ISO1600からISO204800までの高感度で撮影したカットから中央部を抜き出して並べてみた。ISO25600あたりまではまあまあ、その上になるとディテールが甘くなっていき、ISO204800(ISO Hi2)になるとノイズもかなり乗ってくる。
背面のモニターは前モデル同様のチルト式。最近、バリアングル式がどんどん増えている中、個人的にはモニターをワンアクションでローアングルやハイアングル仕様に切り替えられるチルト式の方が使いやすいと思う。
上部には情報表示パネルが付いている。
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