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米は力だ! 難しいゲームが苦手な漫画家でも「天穂のサクナヒメ」をクリアできた理由:サダタローのシェアさせていただきますR(4/4 ページ)
2020年の最後に取り上げるのは「天穂のサクナヒメ」。「稲作の描写が本格的すぎる」と話題になりましたが、サダタローさんはどうやってクリアしたのでしょう。
サクナヒメには「稲作パート」とアクションパートがあります。稲作パートで収穫した米を食べてサクナヒメはパワーアップ。献立によってアクションパートで様々なバフ(能力の上昇など有利な状態が発生すること)を得られるため、稲作や食材集めにも自然に力が入ります。まさに「米は力」。
稲作パートは、田起こしに始まり、種もみの選別、育苗、田植えと稲作の手順そのまま。田植えの後も田んぼの水量を調整したり、雑草をとったり、気候にも気をつけたりしながら、ようやく収穫にこぎ着けます。
ただ、一気にクリアしたサダタローさんは、それほどこだわって米を作ってはいませんでした。素晴らしい米を作るやり込み要素もあるけれど、気軽に遊んでもいい。そのバランスが良かったそうです。
もう1つ、サダタローさんが絶賛したのがストーリー。豊穣の神と武神の子であるサクナヒメが人間と一緒に稲作に励み、成長していく過程が微笑ましく、他のキャラクターたちもイベントなどを通じて愛着がわいてきたそうです。クライマックスは泣いてしまったとか。
今年の年末年始は帰省や外出を控える人も多いはず。稲を育てるゲームをプレイして、生産者の苦労や収穫の喜びに思いをはせるのも良いかもしれません。
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