ニュース
かっぱ寿司、ロボットで飲み物お届け コロナ禍の“バイト不足”対策で
「かっぱ寿司」を運営するカッパ・クリエイトが、自動走行ロボットを使って飲み物を提供する実証実験を開始。コロナ禍の影響で勤務を控えるアルバイトが増える中、人手不足の解消や店員の業務削減を目指す。
回転すしチェーン「かっぱ寿司」を運営するカッパ・クリエイトは12月25日、自動走行ロボットを使って飲み物を提供する実証実験を始めた。場所は川崎市ノ坪店(神奈川県川崎市)。コロナ禍の影響で勤務を控えるアルバイト従業員が増える中、ロボットの導入で人手不足の解消や店員の業務削減を目指すという。
利用するロボットは、ソフトバンクロボティクスが提供する「Servi」(サービィ)。LiDARセンサーや3Dカメラを搭載しており、障害物や段差を避けながら自動走行できる。最大搭載重量は35kg、走行速度は時速2.16km。
Serviは飲み物の提供に加えて、客が使い終わった食器の片付けも行う。カッパ・クリエイトは実験で得られた結果を基に、導入店舗の拡大を検討するとしている。
関連記事
- ロボットが自動でパスタ調理 ゆでる・混ぜる・鍋も洗う プロントなどが開発中
プロント運営元とロボットベンチャーのTechMagicが、自動でパスタを調理するロボットを共同開発中。ロボットアーム、カメラ、センサーなどを搭載。パスタをゆでる、かき混ぜる、鍋を洗うといった作業を自動化できる。 - 人と同じ速さでリンゴを収穫するロボット 果実1個につき11秒で デンソーなど開発
デンソーなどが、人とほぼ同じ速度でリンゴやナシなどを収穫するロボットのプロトタイプを開発した。 - 自動走行ロボ使用、住宅街で荷物を配送 パナソニックが藤沢市で実証実験
パナソニックが、自動走行ロボットを使った住宅街向け配送サービスの実証実験を実施中。11月末から公道での技術検証を進めており、2021年2月から試験的にサービスを始める予定。実施場所は「Fujisawaサスティナブル・スマートタウン」。 - くら寿司、AIで「特上マグロ」見抜く コロナ禍での仕入れを効率化
くら寿司が、AIの画像解析技術で冷凍天然マグロの品質を判定するシステム「TUNA SCOPE」を導入。最高ランクの個体だけを仕入れて調理し、期間限定で販売する。コロナ禍によって職人の移動が制限され、品質判定が難しい状況に対応する。 - ロボットが“お冷”を運び、食器を片付け 「ステーキ宮」で実験 非接触での接客を強化
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.