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「リラックマ」の会員制ファンサイトに不正アクセス メールアドレス10万件が漏えいか
イマジニアが「リラックマ」の会員制ファンサイトが不正アクセスを受け、10万5180件のメールアドレスが流出した可能性があると発表。情報が悪用されたとする報告は受けていないとしている。
コンテンツ事業を手掛けるイマジニア(東京都新宿区)は1月5日、「リラックマ」の会員制ファンサイト「いつでもリラックマ」が不正アクセスを受け、10万5180件のメールアドレスが流出した可能性があると発表した。情報が悪用されたとする報告は受けていないとしている。
同サイトではリラックマの権利元であるサンエックス(東京都千代田区)と協力し、ファン向けに占いやグッズ販売などのサービスを提供している。流出した可能性があるのは、2014年3月18日〜20年1月19日に無料会員登録したユーザーのメールアドレス。氏名や生年月日などの会員情報が流出した事実は確認していないという。
20年12月30日にサイトを管理するサーバへの異常なアクセスを検知したため、調査を開始。不正アクセス元のIPアドレスを特定し遮断した。21年1月5日には個人情報保護委員会と警視庁に経緯を報告し、メールアドレスが流出した可能性のあるユーザーには謝罪と注意喚起を行った。
イマジニアによれば再発防止に向けた取り組みはすでに完了しており、今後は調査の結果を踏まえてセキュリティの強化を図るという。
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