新型コロナの新規陽性者数、2月6日に1万人超えか Googleが予測データを更新
日本国内における新型コロナウイルスの新規陽性者数が、今後1カ月間で計23万4000人という予測を米Googleが公開。日別では2月6日に新規陽性者数が1万人を超えるという。
米Googleは1月12日、日本国内における新型コロナウイルスの新規陽性者数が今後1カ月間で計23万4000人とする新たな予測を公開した。日別では2月6日に新規陽性者数が初の1万人超えになると予測している。
Googleは、AIを活用した新型コロナウイルス感染予測サービス「COVID-19感染予測(日本版)」で、1月10日から2月6日までの28日間の新規陽性者数が23万4024人、死亡者数が4118人と予測。前回の予測(1月5日から2月1日が対象)では陽性者数が14万6729人、死亡者数が3165人と予測していたため、陽性者数、死亡者数ともに増加した。約1カ月で1月9日までの国内の累計陽性者数(27万8762人)と死亡者数(3995人)に近い数値に達するという結果となった。
一方、日別のピークとしていた1月14日の新規陽性者数は7378人となり、8日までに発表していた8984人から下方修正した。新たな予測では全国の新規陽性者数と死亡者数は緩やかに増加し、陽性者数では1月23日に8272人、30日に9152人と大台を突破。2月6日には初の1万人超えとなる1万32人になり、死亡者数は265人になると予測した。
ただ、予測数値と実際の数値が異なる場合もある。1月8日以降のデータと厚生労働省が発表したデータを比較すると、8日の新規陽性者数は7863人(実際は7844人、以下同)、9日は7634人(7278人)、10日は7517人(6090人)、11日は7383人(4851人)となり、8日や9日の予測数値は実際の数値と近い結果となった一方、10日や11日は予測値と1000人以上異なる結果に。このため、今後も予測とは異なる結果が出る可能性がある。
都道府県別では、東京都では2月6日までに新たに9万486人が陽性者となり、1096人が死亡すると予測。前回の予測では2月1日までの新規陽性者数は6万1657人、死亡者数は1121人となっており、死亡者数が下方修正となった。日別では、2月6日の新規陽性者4358人と死亡者数116人が最高値となった。
その他、都道府県別の新規陽性者数と死亡者数では、陽性者数では2位が神奈川県(2万3763人)、3位が大阪府(1万7658人)となったが、死亡者数では2位が大阪府(716人)、3位が兵庫県(302人)と予測。今後、緊急事態宣言の発出が予想される地域が並んだ。
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