Netflix、有料会員数が2億人突破 2021年は毎週1本新作映画配信
Netflixは2020年10〜12月期の業績発表で、有料会員数が850万人増え、累計で2億人を突破したと発表した。売上高は22%増、純利益は8%減。2021年上半期中に、1ボタンで好みに合わせたコンテンツを再生する新機能を世界で提供する計画も発表した。
米Netflixが1月19日(現地時間)に発表した2020年第4四半期(10〜12月)の決算は、売上高は前年同期比22%増の66億4400万ドル(約6902億円)、純利益は8%減の5億4200万ドル(1株当たり1ドル74セント)だった。売上高はアナリスト予測(66億2600万ドル)を上回ったが、1株当たり純利益は予測の1ドル39セントを下回った。
同四半期に有料契約者数が850万人増え、累計で2億人を突破した。
同四半期中のヒット作品である「クイーンズ・ギャンビット」は配信開始から28日間で6200万世帯が視聴した。その影響でチェス盤の売れ行きが上がったという。また、ジョージ・クルーニー主演・監督のオリジナル映画「ミッドナイト・スカイ」は配信開始から4週間で7200万世帯が視聴した。
Netflixは12日、2021年は毎週1本のペースで新作映画を公開していくと予告した(記事末にティーザー動画を転載)。
業績発表で公開した同社幹部のビデオインタビューで、グレッグ・ピーターズCOO(最高執行責任者)は、ユーザーの視聴履歴に基づいて選んだお勧め動画を1ボタンで再生できる新ツールを上半期中に世界で提供を開始すると予告した。リード・ヘイスティングスCEOに「そのツールの名前は『I’m feeling lucky』(Googleの検索トップページにあるランダムな検索結果を表示するリンク)になるのかい?」と尋ねられたピーターズ氏は「もう少しわかりやすい名称になるといいと思っている」と答えた。
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