JR東日本とJR東海は、東京駅〜大垣駅(岐阜県)間で運行していた夜行快速列車「ムーライトながら」を廃止すると、1月22日に発表した。
「顧客の行動様式の変化により列車の使命が薄れてきたことに加え、使用している車両が老朽化したため」としている。
ムーンライトながらは、都内〜近畿近辺を一晩で移動できる快速列車として、長期休みの学生や鉄道ファンに人気だった。JR全線が5日間乗り放題の「青春18きっぷ」と指定席券さえあれば、特急券不要の格安料金で長距離移動できるためだ。
ただ、近年は夜行バスなどに押されて利用者が減り、2020年春を最後に運行を休止していた。
関連記事
- 鉄道車両の“寿命”はいつ? その波乱に満ちた生涯とは
いつも乗っている鉄道車両。気づいたら車種が変わっていた、なんてこともありますが、では一体何年くらいで置き換わっているのでしょう。そして役目を終えた車両はどこへ? - 全座席に2口コンセント 京急が新型車両を春に導入 前面展望席も復活
京浜急行電鉄が自動回転式シートを備えた新造車両「1000形」を発表。春から4両編成2本を運行する。初めてバリアフリーの洋式トイレや座席ごとのコンセントを備えた。 - JR東、車内販売中止 新幹線や特急「乗る前に購入して」
JR東日本は、新幹線と特急列車などで提供している飲料や食べ物の車内販売サービスを、16日から当面の間休止する。新型コロナウイルス感染拡大を受けた措置という。 - 全室が完全個室の夜行バス「DREAM SLEEPER 東京大阪号」登場 「ホテルに宿泊している感覚」
全室が完全個室の高速夜行バス「DREAM SLEEPER 東京大阪号」が1月18日から運行スタート。片道料金は大人が2万円。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.