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マイナンバーカードで電子証明書を即時発行 本人確認を自動化 GMOが提供
GMOグローバルサインが、マイナンバーカードを活用して電子契約に必要な電子証明書を自動で即時発行する「マイナンバーカード連携電子実印」を提供すると発表した。
GMOグローバルサイン(東京都渋谷区)は1月25日、マイナンバーカードを活用して電子契約に必要な電子証明書を自動で即時発行する「マイナンバーカード連携電子実印」を3月から提供すると発表した。電子契約や電子文書の関連サービスを提供する事業者の利用を想定する。エンドユーザーの本人確認を自動化し、書類・対面審査の手間を解消する。
エンドユーザーが電子契約を結ぶ際に、ICカードリーダーなどでマイナンバーカードを読み取ると、電子証明書を自動で発行。公的な本人確認を完了する。電子証明書は電子署名が本物であることを証明する書類で、以前から認証機関による書類審査や対面審査を通過した場合に発行が認められていた。
GMOグローバルサインは、公的個人認証サービスのプラットフォーム事業者として2016年に総務大臣から認定を受けており、マイナンバーカードに記録されている公的個人証明書を使った本人確認サービスを提供できる。
同社は、政府がテレワークを推進する中で脱ハンコが進み、押印の電子化や電子署名の活用が進むと予測。電子証明書の即時発行技術を開発したという。
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