ロイターが、Appleの2021年度第1四半期(10〜12月)決算に関するAppleのティム・クックCEOへのインタビューを掲載している。
ティム・クックCEOは、Mac、iPad、iPhone 12シリーズの販売はいずれも「供給制約」に直面したと説明し「半導体が非常にタイトだ」としつつ、サプライチェーンのその他分野も制約要因になったと説明。コロナ禍でなければ、もっと多くのiPhoneが販売された可能性があったという。
また、自社端末のアクティブインストールベースが1年前の15億台から16億5000万台に増えたと説明し、iPhoneのインストールベースは10億台を超えていると明かした。2019年に開示された数字は9億台だった。
クックCEOは「われわれは中国都市部で最も売れているスマートフォントップ3のうち2つを占めた」と説明し、その他の製品やサービスの多くも販売が好調だったと付け加えている。
中国におけるiPhoneは、Android端末からの乗り換え需要と既存顧客のアップグレード需要の双方を取り込んだとし「特にアップグレードする人は中国で過去最多だった」と説明している。
クックCEOは、AirPods Maxの供給不足が2021年度第2四半期(1〜3月)も続く可能性があると説明。また、自社プラットフォームの有料登録会員が6億2000万人になっており、2020年末までに6億人とする目標を上回ったと述べている。
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