Clubhouseなのに全員無言!? もくもくと作業する人をつなぐ使い方がリモートに最適:リモートワーク時代のライフハック術(3/3 ページ)
話題の音声チャットでなんだか変な部屋ができてる……。これでした。
Clubhouseを使って「もくもく作業部屋」を作ってみよう
Clubhouseでは指定した人だけと作るクローズドなルームと、相互フォローしている人同士が入れるソーシャルなルーム、そして誰でも訪れることのできるパブリックなルームがあります。
単に仲間内で作業をするならクローズドのルームで十分でしょうけれども、人が入れ替わってゆくのを楽しむなら、ソーシャルかパブリックもいいかもしれません(もちろん、社内の秘密を喋ったりしないように気をつける必要はあります)。
こうしたパブリックの「もくもく作業部屋」を作る場合は、ルームを開くときに “Add a Topic”と書かれているボタンからタイトルを付けるようにします。タイトルがないと、そこが作業部屋とは分からずに入ってくる人がいるためです。タイトルは「もくもく作業」や「キーボード音だけで作業中」といったように、ルームの様子が分かるようにしておきます。予定を決めて作業ルームを作る場合は、カレンダーのアイコンからイベントを立ち上げて、やはりタイトルを設定しておきます。
ルームを開いたら、いっしょに作業をする、目的を理解している仲間を登壇させましょう。こうすることで、あなたの接続が一時的に切れた場合でもルームは存続しますので、戻ってくることができます。
ルームに入ってきた人には、ときおり「これから作業をします、仕事に集中したい人はよければご一緒に」と説明して、そのルームの趣旨が伝わるようにしておきます。
作業部屋を開いていると、さまざまな音が聞こえてきます。キーボードを打つ音であったり、コピーを取る音、気づかずに隣人と喋っている声など、さまざまです。ある程度の雑音は雰囲気の一部だと思って受け入れてしまいましょう。
ときおり始まる雑談もゆるやかに受け止めて、全員が集中する時間と、リラックスする時間を持つことも大事です。もし時間を設定したいならば、タイトルに「17時まで集中」といったように宣言しておくのもいいでしょう。
濃密な会話を楽しむのが楽しいClubhouseですが、あえて希薄な、最低限のつながりを通して全員の集中力を引き出すこうした使い方もまた一つの活用例です。
これからさまざまなリモートワークでのClubhouseの利用方法が登場すると思われますので、また別の回にまとめてご紹介したいと思います。
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