Twitterも真似するClubhouse、新ラウンドで資金調達 クリエイター支援へ
米国で急成長中の音声チャットプラットフォームClubhouseがAndreessen Horowitzなどから新たな資金を調達する。「音声版Twitter」とも呼ばれるClubhouseはまだ招待制だが、昨年3月の立ち上げ以来200万人が訪れた。新たな資金でクリエイター助成プログラムを立ち上げる。
米音声チャットプラットフォームのClubhouseは1月24日(現地時間)、米VC大手Andreessen Horowitz主導のシリーズBラウンドの資金調達を行うと発表した。調達総額は公表されていない。
Clubhouseは2020年創業でサンフランシスコに拠点を置く米Alpha Explorationが同年3月に立ち上げたソーシャルサービス。プラットフォーム上に好きなテーマで自分のチャットルームを開設し、世界中の人々と会話できるというコンセプトだ。音声版Twitterとも呼ばれる。まだ招待制でiPhoneアプリしかないが、200万人以上が訪れたという。
ユーザーは好きなチャットルームに自由に出入りし、会話に参加できる(だまって聞くだけも可)。ライブコンサートを開いたり、民主主義について討論したり、語学教室を開いたり、同じ病気の子を持つ親が話し合ったり、様々なテーマの部屋が開設されている。
Twitterのジャック・ドーシーCEOも使っており、同社は昨年12月、Clubhouseのような音声チャットルーム「Spaces」のテストを開始している。
同社は新たな資金で、Androidアプリも開発し、サーバを増やし、サポート体制を確立し、UIを改善する計画。
さらに、部屋を開設するクリエイターを支援する助成プログラムを展開する。
Clubhouseへの参加申し込みは公式サイトから行える。iPhoneアプリは日本でもインストール可能だ(英語版のみ)。
関連記事
- Twitter、「Clubhouse」競合の音声SNS「Spaces」のテストを開始
Twitterは、音声チャットルームサービス「Spaces」のテストを開始したと発表した。ユーザーが自分のSpaceを開設してフォロワーなどを招待し、音声で会話するサービスだ。 - Telegram、Discordのような音声チャットルーム機能を追加
メッセージングアプリ「Telegram」のグループに、「Voice Chat」機能が追加された。Discordのように常時オンの状態のチャットルームで、いつでも発言できる。 - Slack、リモートワーク支援の非同期動画メッセージ機能やDiscord的音声チャット機能を計画中
Slackが、定例Web会議の代わりになりそうな非同期動画メッセージ機能と、オフィスでの雑談に近い音声チャットを目指すチャンネルのオーディオオプションのプロトタイプを披露した。 - Discordに複数人でビデオ通話できる機能 同時に25人まで
米Discordは、グループでビデオ通話ができる「サーバビデオ」機能を公開した。まずはDiscordのコミュニティーのうち5%で限定的に始め、来週には全コミュニティーで利用可能にする。同時接続数は25人まで。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.