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Slack、リモートワーク支援の非同期動画メッセージ機能やDiscord的音声チャット機能を計画中
Slackが、定例Web会議の代わりになりそうな非同期動画メッセージ機能と、オフィスでの雑談に近い音声チャットを目指すチャンネルのオーディオオプションのプロトタイプを披露した。
企業向けコラボレーションツール「Slack」を運営する米Slack Technologiesは10月7日(現地時間)、リモートワークをサポートする2つの新機能を発表した。非同期動画メッセージとプッシュツートーク式の音声チャットだ。
いずれもまだプロトタイプの段階で、機能として追加する時期などは未定としている。
非同期動画メッセージ
リモートになって、定例ミーティングなどをWeb会議サービスで行うことが増えたが、例えば朝の定例会で各自のその日の予定を発表するためだけに全員がそろう必要があるだろうか? それよりも各自が自分の予定を定刻までに動画メッセージに録画して投稿し、全員がそれを再生する方が効率がよさそうだ。Slackはこれを「asynchronous video」として提案する。
チャンネルにDiscordのプッシュツートークのようなオーディオオプションを
リアルなオフィスでは独り言のような疑問を口にするだけで、同僚が答えてくれることもある。チャンネルで、似たようなことが音声でできる機能の追加を検討中という。詳細の説明はないが、公開されたGIF動画では、誰かが発言すると、チャンネル内の全員に聞こえ、それに答える人はマイクを有効にして会話に参加するという仕組みになっているようだ。Discordのプッシュツートークに似ている。
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