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月を目指す日本人宇宙飛行士の募集に向けJAXAがイベント 18日にYouTubeで 募集条件の緩和も
JAXAは月などで活動する日本人宇宙飛行士の募集に先立ち、2月18日にオンラインイベントを開催する。募集は21年秋頃を予定している。
JAXA(宇宙航空研究開発機構)は月などで活動する日本人宇宙飛行士の募集に先立ち、2月18日にオンラインイベントを開催する。募集は21年秋頃を予定している。
イベントは「宇宙探査時代の新たな宇宙飛行士候補者選抜への挑戦」と題し、JAXAの若田光一宇宙飛行士らが、これからの宇宙飛行士に求められる資質や選抜方法、訓練などについてディスカッションを行う。配信は18日の午後6時45分から。YouTubeのJAXAイベントライブ配信専用チャンネルを使用する。
日本は19年10月、米国が主導する国際宇宙探査プロジェクト「アルテミス計画」への参加を表明。20年代後半に日本人宇宙飛行士の月周回有人拠点「ゲートウェイ」への搭乗や月面着陸を目指している。JAXAは宇宙飛行士候補を21年秋以降、5年に1回をめどに定期的に募集する計画だ。
JAXAは宇宙飛行士候補者募集条件の見直しを検討している。これまで自然科学系の大学、大学院を卒業した人に限定していたが、分野を問わず短大、高専、専門学校卒以上とする他、3年以上の実務経験も分野を問わない。「日本人宇宙飛行士として相応しい教養」といった抽象的な条件は削除する考え。選抜過程もオープンにする方針で、今回のイベントもその一環とみられる。
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