ニュース
電話やメールでの“コロナワクチン詐欺”に消費者庁が注意喚起 そもそも「接種は無料」
消費者庁が新型コロナウイルスのワクチン接種を巡り、電話で金銭や個人情報を求められたとする相談が相次いでいるとして、専用の相談窓口を15日に開設すると発表。受付時間は午前10時から午後4時、土日祝も相談を受け付ける。
消費者庁は2月9日、新型コロナウイルスのワクチン接種を巡り、電話で金銭や個人情報を求められたとする相談が相次いでいるとして、専用の電話相談窓口を15日に開設すると発表した。受付時間は午前10時から午後4時で、土日祝も相談を受け付ける。電話番号は(0120)797-188。
消費者庁によると「金銭を振り込めばコロナワクチンを接種できる」「個人情報を話せばワクチン接種が無料で受けられる」といった不審な電話が高齢者などにかかってきているという。
消費者庁は「(そもそも)ワクチン接種は無料」とした上で、「(ワクチン接種に)電話・メールで個人情報を求めることはない」としている。
また、井上信治消費者行政担当相も9日の記者会見で「ワクチン接種に際し、行政機関などが金銭や個人情報を求めることはない。不審な点があれば一人で悩まず相談してほしい」と窓口への相談を呼び掛けた。
関連記事
- 携帯電話「頭金」の正体 歪んだ仕組みが生まれたワケ
2020年11月に総務省と消費者庁が注意喚起を出した、携帯電話の「頭金」。一般的な頭金とは何が違い、なぜこのような仕組みが生まれたのか。元ケータイショップ店員が解説。 - ジャパネットたかたに5180万円の課徴金 割引前の価格を不当に高く表示
消費者庁は、ジャパネットたかたがWebサイトなどで、エアコンの値引き前の価格を不当に高く表示することで、販売価格が割安であるかのように消費者に誤認させたとして、同社に5180万円の課徴金を課した。 - Switch・PS5の偽販売サイトに注意 消費者庁、年末の需要増を前に注意喚起
消費者庁が、Nintendo SwitchやPlayStation 5などのゲーム機を販売しているように見せかけている偽のECサイトを確認したと発表した。 - 「自分に合った料金プランになっていますか?」 消費者庁、携帯料金の払いすぎに注意喚起
消費者庁が、利用状況に合った携帯電話の料金プランを選べていないユーザーが多いとして注意喚起を行った。普段のデータ使用量を把握し、利用状況に応じて通信キャリアのサブブランドやMVNOに乗り換えるよう呼びかけている。 - ダイソンかたる偽サイト、消費者庁が注意喚起 商品が届かないなど被害相次ぐ
消費者庁が、ダイソンをかたる偽のECサイトを通じて注文した商品が届かないなどの相談が相次いでいることから、利用者に注意を呼びかけている。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.