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「サイバーパンク2077」開発元にサイバー攻撃 データ奪われ脅迫される
「サイバーパンク2077」などを開発するポーランドのCD PROJECTは、社内システムの一部がサイバー攻撃を受け、データの一部を奪われたり暗号化されたと発表した。
「サイバーパンク2077」などのゲームを開発するポーランドの企業・CD PROJECTは2月9日(日本時間)、社内システムの一部がサイバー攻撃を受け、データの一部を奪われた他、暗号化の被害を受けたと発表した。バックアップは無事で、データ復旧に着手しているという。また、奪われた情報に、ユーザー情報などは含まれていなかったとしている。
同社は攻撃者からの脅迫文を公表。「サイバーパンク2077、ウィッチャー3、グウェントのソースコードと、会計・法務・人事、投資家向けIRなどのドキュメントを奪った。すべてのサーバを暗号化した」とした上で「48時間以内に連絡しなければ、ソースコードをオンラインで売るか公開する」と要求している。
同社は「たとえ攻撃者によるデータ開示につながるとしても、身代金の要求や交渉には一切応じない」と述べ、専門機関と連携して調査を進めているとしている。
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