愛知県の夫婦2人が死亡したとして、遺族が2月25日、製造物責任法に基づき、アップルジャパンに約1億4400万円の損害賠償を求める訴訟を名古屋地方裁判所に起こしたと、朝日新聞などが伝えている。
訴状や遺族男性によると、火災は2019年秋、2階建て住宅で午前4時半ごろ発生し、住人夫婦が気道熱傷で死亡したという。
充電のため「iPhone XR」を置いていたこたつテーブルと周辺のじゅうたんが焼失し、こたつに布団は掛けておらず、コンセントは抜いてあった。
iPhone XRは購入から約2週間で、死亡した女性が火災の1週間前から使用していて、充電器は純正品だったそうだ。
代理人弁護士によると、調査した製品評価技術基盤機構(NITE)は「アイフォーンが出火原因の可能性が高いが、断定できない」と判断しているという。
アップルは提訴前、原告側に「出火原因ではない」と説明したそうだ。
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