ニュース
センサー内蔵の野球ボール活用で選手データを分析・管理 KDDIなど
KDDIなど3社は、IoTセンサーを内蔵した野球ボールなどを使って各選手の球速・回転数や、体調データを一括管理できるサービス「athle:tech for TEAM」(アスリーテック for TEAM)の提供を始めた。
IoT事業を手掛けるアクロディア(東京都新宿区)とスポーツ向けサービスを手掛けるユーフォリア(東京都千代田区)、KDDIの3社は3月1日、IoTセンサーを内蔵した野球ボールなどを使って各選手の球速・回転数や、体調データを一括管理できるサービス「athle:tech for TEAM」(アスリーテック for TEAM)の提供を始めた。
サービスの第1弾は野球チーム向けで、野球ボールにセンサーを内蔵したアクロディアの製品「TECHNICAL PITCH」を活用する。このボールをピッチャーが投げると、球種や球速、回転数、傾きなどをセンサーが捉える。蓄積したデータはチーム内での分析に使える他、全国平均との比較も可能という。
各選手に体温や睡眠時間、疲労度などを入力してもらうことで体調データを管理できる仕組みも用意。コーチやトレーナー、栄養士などのスタッフが各選手の体調推移を手軽にチェックできるとしている。
このサービスはすでに日本大学第三高等学校など複数校が導入しているという。今後はサッカーやバレーボールなど、他の競技へも展開予定。サービス内でのコミュニケーション機能やチーム分析機能なども充実させるとしている。
関連記事
- つくば市の公共施設、コロナ対策にIoT機器導入 換気の状態を「見える化」
つくば市の公共施設が、新型コロナウイルス感染と熱中症の対策にIoT機器を導入。センサーで取得したデータから「暑さ」と「換気状況」を可視化し、職員が対応できるようにする。 - 日立、従業員の“幸せ”見える化する新会社 幸福度計測でマネジメント支援
従業員の幸福度を計測し、企業のマネジメントなどを支援する新会社「ハピネスプラネット」を、日立製作所が設立する。 - 商品の需要予測にツイートを活用 日本気象協会、「暑い」「寒い」など人の体感を見える化
Twitter Japanと日本気象協会が、Twitterのデータと気象データを活用した商品の需要予測の取り組みに関する説明会を開催した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.