「AWS大阪リージョン」正式オープン 事前申し込みなど不要に
AWSジャパンが、「大阪ローカルリージョン」を通常のリージョンへ拡張し、誰でも事前の申し込みや審査なく使えるようにした「AWSアジアパシフィック(大阪)リージョン」の正式オープンを発表した。
この記事は新野淳一氏のブログ「Publickey」に掲載された「[速報]「AWS大阪リージョン」正式オープン。大阪ローカルリージョンを拡張し3つのアベイラビリティゾーンから構成、事前申し込みなど不要に」(2021年3月2日掲載)を、ITmedia NEWS編集部で一部編集し、転載したものです。
アマゾン ウェブ サービス ジャパン(AWSジャパン)は3月2日、これまで一部の顧客向けに提供していた「大阪ローカルリージョン」を通常のリージョンへ拡張し、誰でも事前の申し込みや審査なく使えるようにした「AWSアジアパシフィック(大阪)リージョン」(以下、大阪リージョン)の正式オープンを発表しました。
新たにオープンした大阪リージョンは、3つのアベイラビリティゾーンから構成され、幅広いサービスが提供されるようになります。
「関西圏をはじめとする西日本地域のお客さまが、従来よりも低いレイテンシでサービスをご利用いただけます」(AWSジャパン代表取締役社長 長崎忠雄氏)
また、東京と大阪は直線距離で約400km離れており、AWSの東京と大阪という2カ所のリージョンで災害対策構成などを組むことが容易になります。
ちなみに10年前の今日、2011年3月2日はAWS東京リージョンが開設された日でした。
参考:[速報]ついにきた! Amazonクラウドの東京データセンターが稼働開始
大規模なクラウド移行を支援
同社は2021年の注力分野として国内のインフラストラクチャの拡充、顧客支援体制の強化、クラウド人材育成の3つを挙げています。
今回の大阪リージョンのオープンは、国内のインフラストラクチャの拡充に相当します。
顧客支援体制の強化としては、大規模なクラウド移行に取り組む企業や組織を支援するAWS Migration Acceleration Program(MAP)を新たに開始するとしています。
長崎社長は、ここ2〜3年で大規模なワークロードのクラウド移行が増えているとしたうえで、「これまで取り組んだことのないプロセスの実現に困っているお客さまの課題を解決するためのAWS Migration Acceleration Program(MAP)を提供することにした。計画段階から移行、その後の運用まで一気通貫まで併走していく仕組みを用意する」と話しています。
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