Googleマップ、描画ツールでの道路追加・修正が可能に(審査後公開)
Googleマップの「地図を編集」で、描画ツールを使ってあるべき道路を追加したり誤情報を修正できるようになる。修正は、Googleが約7日かけて精査してから反映する。ショップやレストランにこれまでより気軽に写真を追加する機能も追加される。
米Googleは3月11日(現地時間)、「Googleマップ」上の道路をユーザーが編集するためのツールをWebアプリ版に追加すると発表した。向こう数カ月をかけて、現在「地図を編集」ツールを提供している日本を含む80カ国以上で有効にする計画だ。
現在は道路についての誤情報を報告するにはWebアプリで[≡]→[地図を編集]→[地図に載っていない道路]で道路のあるべき場所をクリックするだけだが、新機能ではシンプルな編集画面になり、航空写真モードの地図にあるべき道路を追加できる。
間違っている道路の修正や削除もできる。道路が閉鎖されている場合は、日付、理由などをテキストで説明する。
報告はそのまま反映されるわけではない。[送信]をクリックすると、誤情報や嫌がらせ防止のためにGoogleがチェックするという告知が表示される。反映までにおよそ7日間はかかるとしている。
Googleはまた、ショップやレストランの最新情報を写真で手軽に投稿・表示できるようにする「photo updates(日本語でどうなるかはまだ不明)」を向こう数週間中に追加することも発表した。
ショップやレストランに、キャプション(テキストによる簡単な説明)付きの写真をアップロードできる。レビューや評価を残す必要がないので気軽に追加できる。写真を追加するには、[upload a photo update]ボタンをタップし、写真を選んでキャプションを入れて投稿するだけだ。
投稿された写真は最新情報として[Updates]タブに表示される。
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