速報
Twitterセレブアカウント乗っ取り犯の18歳、懲役3年に
昨年7月にTwitter上で多数のセレブのアカウントが乗っ取られ、ビットコイン詐欺ツイートを投稿した事件の主犯で当時17歳だったグラハム・クラークの有罪が確定し、司法取引により懲役3年が確定した。
Twitter上で昨年、イーロン・マスク氏やジェフ・ベゾス氏など、多数のセレブの公式アカウントを乗っ取ってビットコイン詐欺的なツイートを投稿したとして昨年7月31日に詐欺罪で逮捕された当時17歳のグラハム・クラークが有罪を認め、司法取引の一環として3年の懲役を科された。地元メディアTampa Bay Timesが3月16日(現地時間)、裁判後にそう報じた。
成人であれば最低でも10年の懲役に当たる罪だが、「youthfull offender(青少年犯罪者)」だったため、指定された州刑務所での3年で済む。
司法取引の規定により、クラークは法執行機関の許可なくコンピュータを使用することを禁じられ、自分のすべてのアカウントのパスワードを放棄するよう命じられた。
この事件では、Apple、Uber、ジェフ・ベゾス氏、イーロン・マスク氏、バラク・オバマ氏、ジョー・バイデン氏、ビル・ゲイツ氏、キム・カーダシアン氏、カニエ・ウェスト氏、ウォーレン・バフェット氏、MrBeast(著名ユーチューバー)、マイケル・ブルームバーグ氏などのTwitterアカウントが乗っ取られ、「Bitcoinをみんなでサポートしよう。以下のリンクにBitcoinを送ると、倍になって返ってくる。30分限定だ」というようなリンク付きのメッセージをツイートした。
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