ニュース
「低遅延」をうたうゲームキャプチャデバイス「Genki Shadowcast」でのプレイは現実的か ノートPCがコンシューマーゲーム機のディスプレイに早変わり(4/5 ページ)
「このキャプチャユニットで、PCのディスプレイを使ってゲームができないか」という夢がかなうかもしれない。
画質も遅延も一般的デバイスより優れた結果に
1920×1080までというShadowcastの仕様を考えるとPS5やXbox Series Xなどは射程範囲外で、Nintendo SwitchやスタンダードモデルのPS4向け、というところなのだが、まあ、手軽さの点ではどのゲーム機と組み合わせても価値がある。
映像を見てみると面白いことに気づく。低価格な割に画質がいいのだ。今やUVCデバイスは、Amazon辺りだと2000円くらいで入手できる。筆者も1つ持っているが、あまり画質は良くない。解像感もさることながら、色にじみもある。
以下は、Amazonで買ったUVCデバイスを使い、macOS標準のQuickTime Player(これはUVCデバイスの表示にも使える)から表示したものだ。なんとなくボケていて、色もにじんでいる感じがする。
それに対してShadowcastでの表示は、専用のGenki Arcadeはもちろん、QuickTime Player経由での表示も非常にシャキッとしている。これは価格以上の差であり、ゲーム以外の用途、それこそビデオ会議など向けとしても実に「使える」印象だ。解像度優先の方が美しいのは間違いないが、パフォーマンス優先でもそこまで不満はない。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.