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絶妙な“引き算”で使いやすくなったコンパクトミラーレス、富士フイルム「X-E4」荻窪圭のデジカメレビュープラス(2/4 ページ)

いやあ、なかなか攻めたカメラですよ、富士フイルムの「X-E4」。これ、単体で「気軽に使えるスナップ向けミラーレス一眼」として見ても面白い。

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 3番目は意外だったのだけど、背面の電子ダイヤルがなくなったこと。正直、シャッタースピードも絞りも露出補正も独立したダイヤルで操作するXシリーズに電子ダイヤルは2つもいらないんじゃないかと思ってたので、1つにしたのは分かる。その方がシンプルだ。

 ただ、残すならリア電子ダイヤルかなと思ってた。今までXシリーズを使ってきて使用頻度が高かったのは後ろダイヤルだったからなのだけど、機会があったら開発者に聞いてみたい。

 4番目はスティックの位置。ボタンが1つ減った分、スティックの場所が少し下になったのだ。これは残念かな。以前の方が親指が自然に当たる気がする。


すっきりしたX-E4の背面。ボタンもぐっと減り、モニターの右側はスティックと2つのボタンのみになった。独立したボタンをカスタマイズして使いたい人にはちょっと不便か

 5番目は背面モニター。X-E1からE3までずっと固定式だったのが、今回チルト式になったのだ。

 X-Tシリーズが「X-T4」でバリアングル式になったのに対し、X-E4は固定式からチルト式に。もちろんタッチパネル対応だ。


モニターがチルト式になり撮影時のアングルがより自由になった。これはいい

 しかも、真下にも向くのでハイアングル撮影もできる。


可動範囲は広く、真下に向けることで真上からの撮影もしやすくなった

 上方は3つのヒンジを上手に使って180度……つまり自撮りにも対応した。


よく見ると3つのヒンジがあり、こうすれば自撮りにも対応する

 レンズキットの標準ズームレンズは15-45mmと広角に強く(35mm判換算で23mm相当)自撮り時も使いやすい。


五重塔をバックに自撮り(15-45mm 15mm 1/900秒 F5.6 ISO320)

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