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快晴なのに通知は大雨? 板橋区の防災メールが誤作動、原因はメンテナンス中の不具合か
東京都板橋区は雨量情報に関するメールの誤送信があったと発表した。メンテナンス中のシステムの誤作動が原因とみられる。区民には1時間で最大97mmの大雨を観測したと通知したが、実際に板橋区内で雨は降っていなかった。
東京都板橋区は3月31日、雨量情報に関するメールの誤送信があったと発表した。メンテナンス中のシステムの誤作動が原因とみられる。区民には1時間で最大97mmの大雨を観測したと通知したが、実際に板橋区内で雨は降っていなかった。
板橋区によると同日午前10時30分から40分ごろにかけて、「防災緊急情報メール」の登録者約3万人の区民に降雨量に関する情報が複数回送られた。雨量を測定する「気象観測システム」の臨時メンテナンス時刻とメールの送信時刻が重なっていることから、区は業者がシステム内部のサーバのHDDを交換した際に何らかの不具合が生じたとみている。「詳細は確認中だが、現時点で原因は不明」(区)という。
板橋区では気象観測システムと、降雨量の通知や避難勧告を呼び掛ける「防災緊急情報メール」が連動している。区は公式サイトで「システムの誤作動で実際には板橋区内での降雨はございません」とした上で、「大変ご迷惑をおかけしましたこと、おわび申し上げます」としている。
区のメール誤送信はTwitterでも話題に。「雨量情報の通知が鳴り止まない」「快晴なのに板橋区の防災メールが荒ぶってる」などの投稿があった。
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