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Neuralink、脳にチップを埋めたサルが「Pong」を思念でプレイする動画を公開

イーロン・マスク氏率いるNeuralinkが、脳に神経チップ「N1 Link」を埋め込んだサルのペイジャーくんが脳で考えるだけでお気に入りのゲーム「Pong」をプレイする動画を公開した。将来的には人間が脳だけでスマートフォンを操作できるようにしたいとマスク氏。

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 イーロン・マスク氏が2016年に創業した米Neuralinkは4月8日(現地時間)、同社の神経記録・データ送信チップ「N1 Link」を脳に埋め込まれた「ペイジャー(ポケットベルという意味)」と名付けられた9歳のマカクザルが、ジョイスティックを使わずに脳だけでお気に入りのゲーム「Pong」をプレイする動画(記事末に転載)を公開した。

 pong
脳だけでPongをプレイするペイジャーくん(手で掴んでいるのはバナナスムージーが出てくるストロー)

 ペイジャーには約6週間前にN1 Linkを埋め込んだ(動画で見ると後頭部の一部の毛が短い)。大まかに説明すると、運動の計画と実行に関与する運動皮質の手と腕の領域を支配する部分に2つ埋め込まれており、1024個の電極が脳の電圧を増幅してデジタル化し、これをBluetooth経由でデコードアプリを実行しているコンピュータに送信することでPongをプレイしたり大好きなバナナスムージーをストローから吸えるようにする操作に変換する。

 マスク氏はこの技術は将来、麻痺のある人が健常者が指で入力するよりも速く脳でスマートフォンを操作できるようにするのが目的だとツイートした。さらに、歩けなくなった麻痺患者がまた歩けるようにすることも可能になるともツイートした。

 この技術の詳細は公式ブログを参照されたい。


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