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はてなと集英社がWeb漫画の投稿サービス 広告や有料配信でマネタイズ可 収入の65〜80%を作者に還元
はてなと集英社が、Web漫画を投稿・閲覧できるサービス「マンガノ」を始めた。漫画を有料配信する、広告を設定して公開するなど、作者がさまざまな方法で作品をマネタイズできる点が特徴という。
はてなと集英社は4月21日、Web漫画を投稿・閲覧できるサービス「マンガノ」を始めた。漫画を有料配信する、広告を設定して公開するなど、作者がさまざまな方法で作品をマネタイズできる点が特徴という。
有料配信の場合は売上の65〜77%、広告の場合は80%を作者に還元する。読者が作品にコメントできる機能や、作者がPVや売上を確認できる機能を搭載。中傷を防ぐ仕組みとして、読者のコメントのうち、運営側が選んだポジティブな意見だけを作者に届ける「やわらかコメント」機能も備える。
「わいせつな表現を含まない」「過度にグロテスクな表現を含まない」「著作権や商標権を侵害していない」といったガイドラインを守っていれば、オリジナルの漫画だけでなく、同人作品やイラストの投稿も認める。
両社はマネタイズの方法が充実したサービスを提供することで、ネット出身の漫画家が活動を続けやすい環境を整備するとしている。今後は、読者をAmazon.co.jpや「ジャンプ+」といった外部サイトへ誘導できる機能を追加する予定。
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