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「世界初」AI・IoTの特許審査基準をマンガで解説 特許庁の職員作「荒削りですが……」
AI・IoT特許の特徴や審査基準を解説した「世界初」の漫画を特許庁の職員が作成。「漫画としては荒削りで至らぬ点が多々あるかと思いますが、あたたかいご理解をたまわれば」
特許庁は、AI・IoT関連技術をテーマに、特許の審査基準の基本的な考え方を解説した漫画「漫画審査基準〜AI・IoT編〜」を4月7日までに公開した。「特許の専門家以外の多くの方にも、特許審査に関心を持ってほしい」としている。
ベンチャー企業の社長「アイ」(AI)と、その従業員「太田」(oTA)が、特許庁の審査官・新崎純(しんざき・じゅん)とともに、AI・IoT関連特許について学ぶ漫画。
ソフトウェア特許の考え方などIoT・AIに特徴的な要素に加え、「発明該当性」や「新規性」「進歩性」など特許の基本もテーマごとに解説しており、目次から気になる項目だけを読むこともできる。
漫画でAI・IoTの特許審査基準を解説するのは「世界初」の試みという。特許庁の職員が自作したもので、「漫画としては荒削りで至らぬ点が多々あるかと思いますが、あたたかいご理解をたまわれば」としている。
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