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特許庁、画像を初めて意匠登録 クラウド活用、センシング技術の発展見据え

特許庁が小糸製作所の「エリアマーカー」を、画像として初めて意匠登録した。クラウド活用やセンシング技術の発展を背景に意匠法が改正され、画像のデザインにも独占権を認められるようになった。

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 特許庁は11月9日、自動車の照明や航空機の部品などを制作する小糸製作所(東京都港区)の「エリアマーカー」を画像として初めて意匠登録したと発表した。クラウド活用やセンシング技術の発展を背景に、画像のデザインも意匠として保護するようになったことを受けたもの。

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意匠登録した画像

 エリアマーカーは、バイクなどの車体に取り付けた投影装置で路面にマーカーを照射し、周囲の車両などから見つけられやすくするのに使う投影画像。バイクが方向転換する場合にはウインカーのように進行方向を示すこともできる。

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 画像の意匠登録は2019年の意匠法改正を受け、20年4月に始まった。Webアプリの画面に表示される画像のデザインがアプリの利便性を左右することや、マーカーを使って物体の位置を把握したり、機器を操作したりする技術の発展を背景に、画像のデザインにも独占権を認めた。

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