Google Cloud FunctionsがPHPをサポート開始 サーバレスの関数が記述可能に
Google Cloud Platformにおけるサーバレスコンピューティング環境を提供するGoogle Cloud Functionsで、PHP言語のサポートがプレビューとして開始されることが発表された。
この記事は新野淳一氏のブログ「Publickey」に掲載された「Google Cloud FunctionsがPHPをサポート開始。PHPでサーバレスの関数が記述可能に」(2021年4月26日掲載)を、ITmedia NEWS編集部で一部編集し、転載したものです。
Google Cloud Platformにおけるサーバレスコンピューティング環境を提供するGoogle Cloud Functionsで、PHP言語のサポートがプレビューとして開始されることが発表されました。
Cloud Functionsは、これまでNode.js/JavaScript、Python、Go、Java、.NET、Rubyなどのプログラミング言語に対応してきました。今回これにPHPが加わることになります。
対応するPHPのバージョンはPHP 7.4。このPHP実行環境がマネージドサービスとして提供され、負荷に応じて自動的にスケールアウト、スケールインするため、ユーザーはランタイムのインストールやサーバのプロビジョニングなどについて気にする必要はありません。
Googleはあわせて、オープンソースの「Functions Framework for PHP」も公開しています。これはPHP用のFaaS(Function as a Service)フレームワークです。
これを用いることでポータブルなPHPの関数を記述でき、ローカル環境、Cloud Run、Cloud Run on GKE、Knative環境でも関数を実行できるようになるため、ローカル環境などで開発やテストを実行したうえでCloud Functionsの本番環境へデプロイする、といったことが可能になります。
関連記事
- Google、「AppSheet Automation」正式リリース ノーコードで業務用bot、レシートの読み取りやメールの自動送信など
米Googleは、ノーコード開発ツールの「AppSheet Automation」を正式リリースした。 - 傘下のVMwareが独立 DELLの狙いとは
Dell TechnologiesとVMwareは、VMwareをデル傘下からスピンオフし、独立した公開会社にすることを発表。その狙いを考察する。 - Alexa同様の会話理解力を持つ「Amazon Lex」、日本語で会話する音声botの開発が可能に
米AWSが提供する会話型AIサービス「Amazon Lex」が日本語に対応した。音声合成サービスの「Amazon Polly」と組み合わせると、日本語による音声会話ができる音声botの開発ができる。 - VMware、マルチクラウドの料金支払いを一本化する「VMware Cloud Universal」発表
米VMwareが、共通通貨を介して複数のクラウドサービスの支払いを行うことで、請求を一本化する「VMware Cloud Universal」を発表した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.