ハーバード大のプログラミング講座を日本語化 無料で学べる「CS50.jp」公開
米ハーバード大が無償公開しているプログラミング入門講座を日本語に訳したWebサイトが公開。教育ベンチャーのLABOTが日本語訳した。
米ハーバード大が無償公開しているプログラミング入門講座を日本語に訳したWebサイト「CS50.jp」が公開された。プログラミング教育ベンチャーのLABOTが、「コロナ禍などで大学のキャンパスの環境が不安定になる中、多くの学ぶ意欲がある学生に、良質な教材に母語でアクセスしてほしい」と翻訳作業を進めてきたという。
公開したのは、ハーバード大コンピューターサイエンス学部のデビッド・J・マラン教授が、無料オンライン教育サービス「edX」で公開している人気講座「CS50」のうち、コンピュータサイエンス入門と、Python・JavaScriptを使ったプログラミング講座を日本語訳したもの。YouTubeの英語教材とあわせ、日本語のテキストで学べる。
CS50は、非営利で再配布・改変可能なクリエイティブ・コモンズライセンス(CC BY-NC-SA 4.0)で公開されており、非営利なら改編や再配布が可能だ。改変したものも同じライセンスの下で再配布する必要があるため、日本語版の教材も、個人の学習や学校の授業で再利用できる。
同社は、コロナ禍で学習や進路に影響を受けた高校・大学生最大1000人に対して、スポンサーの協力を得てプログラミング教育を無償提供する「CODEGYM Academy 2021年コロナ学生緊急支援」の講座を5月15日に始める予定。初回はこの教材を使うという。
同社は、大学生向けのスケジュール管理サービス「すごい時間割」や、バーコード出品フリマアプリ「ブクマ!」などを開発・売却した後、メルカリで役員として活躍した鶴田浩之氏が2019年に創業したベンチャーで、プログラミング学習サービス「CODEGYM」を展開している。
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