コンデジ並みのカメラを搭載するスマホ、シャープが発売 1型センサーに「ズミクロン」レンズ
シャープは、コンパクトデジタルカメラ並みの1型センサーを搭載したAndroidスマートフォン「AQUOS R6」を発表した。
シャープは5月17日、コンパクトデジタルカメラ並みの1型センサーを採用したAndroidスマートフォン「AQUOS R6」を発表した。NTTドコモやソフトバンクから2021年夏モデルとして登場する。
カメラ部はドイツの老舗カメラメーカー、ライカと共同開発。有効画素数約2020万画素の1型CMOSセンサーとライカの「Summicron」(ズミクロン)を冠したF値1.9のレンズを搭載し、「圧倒的な集光量で暗い場所でも高感度。広角から望遠までひずみを抑えた撮影を可能にした」としている。
レンズは35mm判換算で19mm相当の固定焦点。コンピュテーショナルフォトグラフィーと呼ばれるデジタル画像処理技術を活用し、6倍までのデジタルズームが行える。「デジタルズーム時も細部まで緻密に再現できる」。
シャープは2020年3月にライカとの協業を開始し、AQUOS R6が最初の成果となる。両社はR6のセンサーとレンズの設計に加え、画質調整まで含めたカメラシステムの開発を共同で行った。ズミクロンはライカレンズのうち、高性能なF2レンズに与える名称。
CPUは米Qualcommの「Snapdragon 888 5G」(オクタコア)で、内蔵メモリは12GB。最大240Hz駆動の約6.6型有機ELディスプレイ(1260×2730ピクセル)を搭載した。120fpsに対応したゲームアプリでは毎秒120回の表示の間に黒画面を表示して残像を抑えるという。
本体サイズは約74(幅)×162(高さ)×9.5(厚さ)mm。重量は約207g。
関連記事
- シャープ、アクオスの「AIレコメンド」終了 「キーワード登録の方が使われた」
シャープは、薄型テレビ「AQUOS」向けのクラウドサービス「COCORO VISION」をリニューアルする。AI(人工知能)が利用者の視聴履歴などを学習してコンテンツを紹介する“AIレコメンド”は終了する。 - シャープの8Kテレビ、Xbox Series Xは「4K60p以下で」 PS5は正常に表示
シャープが最新ゲーム機を8Kテレビに接続する際の注意事項をサポートページに掲載した。「PS5」は8K、4K120pともに正常に表示できるが、「Xbox Series X」はどちらも表示できず、「4K60pで利用してほしい」としている。 - “蛾の目”を参考にしたフェイスシールド、シャープが発売 液晶パネルの技術活用、映り込み大幅減
シャープは11月9日、液晶パネル開発で培った「モスアイ技術」を応用したフェイスシールドを発売した。夜中でも空を飛べる蛾(モス)の目を参考に開発した表面加工で映り込みを大幅に抑える。 - シャープのマスク、累計出荷1億枚を突破 工場内でささやかな記念セレモニー
シャープは11月6日、三重工場(三重県多気町)で生産しているマスクの出荷枚数が累計1億枚を超えたと発表した。当日は工場内でささやかな記念セレモニーを行った。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.