冷凍自販機「ご当地ラーメンセレクション」登場 ミシュラン掲載店のラーメンが24時間買える
全国各地のご当地ラーメンを24時間365日販売する冷凍自動販売機「ご当地ラーメンセレクション」登場。カネキッチンヌードル(東京都)の「芳醇鶏醤油らぁめん」やジャンクストーリー(大阪府)の「塩のキラメキ」など。
フード業界のコンサルティングやマーケティングを手掛けるハッピーツリー(東京都千代田区)は、全国各地のご当地ラーメンを24時間365日販売する冷凍自動販売機「ご当地ラーメンセレクション」の設置を始めた。年内に50台まで増やす考え。
商品はカネキッチンヌードル(東京都)の「芳醇鶏醤油らぁめん」やジャンクストーリー(大阪府)の「塩のキラメキ」などミシュラン掲載店を含む4店のラーメンと新宿餃苑(東京都)の「本格冷凍生餃子30個入り」。利用者は非対面で24時間いつでも購入でき、湯煎(ゆせん)調理で有名店の味を楽しめる。
コロナ禍の営業時間短縮に伴い売上が低迷した飲食業界の力になりたいと、自身もラーメン店を経営していたハッピーツリーの代表・川瀬裕也さんが企画した。川瀬さんは「鯛塩そば灯花」などの人気店を運営するグッドヌードルイノベーションの創業者で、2019年の事業売却後はコンサルに専念している。
自販機初号機は静岡県磐田市のラーメン専門店「かつお商店」の前に設置した。かつお商店はオープンから1年に満たない新しい店舗だ。
川瀬さんは「当初は自販機でかつお商店のラーメンも販売する計画でしたが、『せっかく来てもらったのだから店内で食べてほしい』という店主の意向を受け、場所だけ提供してもらうことになりました。設置後は自販機目当てで来た人がお店に入るケースもあるようです」と話す。店舗の売上に加え、知名度アップにも貢献できるという。
2号機は5月下旬に青森県八戸市のアイスホッケー用品店前に設置する。現地は車が重要な移動手段のため、練習帰りの子どもと迎えに来た家族の需要を見込む。「今後は週に1台、月に5台から10台のペースで設置していきます。年内には日本各地に50台を設置したいです」。
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