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飲食店の「フードデリバリー対応端末ごちゃごちゃ問題」を解決するSaaS登場 注文受け付け・売上管理を一元化
tacmosが、「Uber Eats」など複数のフードデリバリーからの注文を1つのタブレットで管理できるようにする飲食店向けSaaSの提供を始めた。サービスごとに端末を用意したり、それぞれの端末に別のIDでログインしたりする手間が減らせるという。
スタートアップのtacmos(東京都文京区)は5月20日、「Uber Eats」や「foodpanda」など、複数のフードデリバリーからの注文を1つのタブレットで管理できるようにする飲食店向けSaaS「CAMEL」(キャメル)の提供を始めた。料金は1店舗当たり月額数千円を基準に、導入する店舗数に合わせて調整する。
複数のフードデリバリーから届いた注文を一覧で表示する機能を搭載。各サービスでの売り上げなどを自動でPOSシステムに転記できる他、複数のフードデリバリーに提供しているメニューを一括で変更する機能も備える。Uber Eatsやfoodpandaに加え「エニキャリ」や「DiDi Food」など8サービスに対応する。
tacmosによれば、複数のフードデリバリーに対応している飲食店では、サービスごとに注文を受け付けるための端末を用意したり、それぞれの端末に別々のIDでログインしたりするといった手間がこれまではかかっていた。
CAMELでは1つのタブレットで複数サービスからの注文を管理できるため、業務の効率化や端末を購入するコストの削減などにつながり、新たなフードデリバリーにも参入しやすくなるとしている。
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