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手の動きで楽器の音色が変化する“装着型エフェクター” ソニーがクラファン開始
ソニーが、手を動かして楽器の音色を変化させられるウェアラブルデバイス「MOTION SONIC」を発表。開発資金を募るクラウドファンディングも同日に始めた。支援額は2万3900円から。
ソニーは5月28日、手を動かして楽器の音色を変化させられるウェアラブルデバイス「MOTION SONIC」を発表した。開発資金を募るクラウドファンディングも同日にスタート。支援額は2万3900円から。日本と米国向けに2022年3月までに発送する。
内蔵するモーションセンサーで、手を横に動かす、回転させる、上下に動かすなど5種類の動作を認識。手の動かし方によって、音のピッチを変える、ひずませる、ノイズや残響音を乗せるなど8種類のエフェクトをかけられる。どの動きでどのエフェクトをかけるかは、専用のアプリ(iOSのみ)で設定できる。
アンプやスピーカー、楽器とつないだオーディオインタフェースにiOS端末を有線接続して使う。本体とiOS端末はBluetoothで接続する。充電コネクターはUSB-Cで、本体のバッテリーで約6時間動作する(搭載するLEDライトを点灯させた場合は2時間半)。
楽器の音色にエフェクトをかけるときは、機器のつまみを操作したり、足元のスイッチを踏んだりしてオンオフやかかり具合を調整することが多い。MOTION SONICでは自分の体を使ってエフェクトを制御できるため、演奏時のパフォーマンスをより表現豊かに行えるとしている。
目標金額868万円に対し、5月28日正午時点では12万1270円を集めている。
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